今、子どもたちの歯が危ない!
2020年05月23日|
現代の子どもたちの顔に注目すると、スリムなあご、細身の輪郭が特徴的です。これはあごの未発達が原因。やわらかい料理が多く、よく噛まずとも食べることができるため、あごが十分に発達せず口がせまくなり、歯に影響が出てくるのです。
●あごの成長と歯の関係
やわらかい料理ばかり食べている
※「おかあさんはやすめ」をご覧ください。
↓
咀嚼回数が減る。
・戦前の咀嚼回数:平均1400回
・戦後の咀嚼回数:平均689回
↓
あごが十分に発達せず、口がせまくなる。
↓
歯の大きさや数は変わらないため、
せまい口に、歯が重なりあう。
↓
しっかり噛むことができず、身体のあらゆる部位に影響が出る。
※「ひみこの歯がいーぜ」をご覧ください。噛む効用がわかります。
あごの成長が盛んな時期は、3~6歳です。この時期にしっかりと噛むことが大切です。
※「むし歯予防の方法は?」の項にも書いてあるキシリトール入りガムを噛むのも効果があります。
<噛む目安>
・ひとくち30回
・いちどの食事で1500回
・ひとくち30回
・いちどの食事で1500回
<現代っ子は「グラス・ジョー」>
ボクシングの世界の言葉で、ガラスのように弱いあごのことを「グラス・ジョー」といいます。あごの成長が不十分な現代の子どもたちも、「グラス・ジョー」と呼ばれる日がくるかもしれません。
ボクシングの世界の言葉で、ガラスのように弱いあごのことを「グラス・ジョー」といいます。あごの成長が不十分な現代の子どもたちも、「グラス・ジョー」と呼ばれる日がくるかもしれません。