歯に関するお話

小児歯科とは?

2020年05月23日|

●対象は?
おおむね乳幼児期〜永久歯が萌え揃う学童期まで(12~13歳)。

●治療内容は?
むし歯治療、むし歯の予防処置、永久歯の歯並びチェック、噛み合わせの指導と治療

●院長先生からのアドバイス
乳歯は通常、生後6カ月までに生えはじめ、3歳までに20本の歯が完全に生えそろうのが普通です。
乳歯の役割は、「食べ物を噛む」ほかにも、永久歯を正しい歯並びに導いたり、発音のサポートをしたり、あごの発育を助けたりと、実に重要な働きをしています。すぐに抜けるからとおろそかにせず、乳歯のうちからしっかりと歯磨きをすることが大切です。

予防歯科とは?

2020年05月23日|

これからの歯科は、むし歯や歯周病で悪くなった部分を治療するだけではなく、健康な状態を維持する事が重要です。

予防歯科では、口腔内のチェック、むし歯・歯周病の検査、定期清掃、歯磨きや食生活の指導、唾液や咬み合わせの検査などを行います。

<歯面清掃の一例>

●音波クリーニング
超音波スケーラーという機械を使い、超音波の振動を利用して歯垢や歯石を分解します。

●ジェット式クリーニング
ノズルから研磨剤をジェット噴射し、タバコのヤニ、茶しぶ、コーヒーなどで着色した歯をキレイに磨きます。

むし歯予防の方法は?

2020年05月23日|

むし歯を予防するには、
1)正しい歯磨き
2)食生活の改善 がポイントです。

歯の構造図食物の中には、ショ糖をはじめ、さまざまな種類の糖分が含まれています。むし歯菌は、食べかすの糖を分解して歯垢(プラーク)をつくります。放っておくと酸をつくり、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。通常痛みはありませんが、細菌が象牙質と呼ばれる部分まで入り込むと甘いものや冷たいものを食べたときに痛むことがあります。さらにもっと奥にある歯随におよぶと、激しい痛みが引き起こされるのです。

●院長先生からのアドバイス
だらだら甘いものを食べているとその間、歯は酸に浸かっている状態となり、どんどん酸による脱灰を起こし虫歯となってしまいます。ですから食生活の改善とは、甘いものはなるべく摂らないようにして、例え食べるとしてもだらだら食べないようにすることが大切です。

<むし歯をつくらない糖「キシリトール」>

最近脚光を浴びているキシリトール入りガムも予防効果があります。
但しあくまでも100%含有キシリトール使用のガムにしてください。
もともと、キシリトールは他の糖に比べ歯垢や酸の発生を抑える効果がありますが100%含有のガムは市販されていません。
(もちろん市販のガムでも50%以上含有であれば歯垢の形成抑制の効果はあると言われてますが…。100%ガムは当院でも販売してます。)
また、口腔内が乾燥しやすい方には噛むことにより唾液の分泌を促進し、唾液の作用で細菌が出す酸を薄めて緩衝させる時間を早めるので是非利用してみてください。

正しい歯の磨き方は?

2020年05月23日|

間違った磨き方をすると歯や歯茎を傷つけてしまいます。正しい歯磨き法を身につけ、いつまでも自分の歯で過ごせるようにしましょう。

1.まずは磨きづらい部位から磨く。
あえて磨きづらいところから行うことで、磨きムラや磨き残しを少なくすることができます。

2.歯にブラシをきちんと当てる。
細菌は、奥歯や歯並びの悪いところ、歯の間など、歯ブラシでは磨きにくい場所にひそんでいます。ブラシをきちんと当てて、一つずつ丁寧に磨くようにしましょう。
右利きの人は、右の前歯が磨きにくく汚れもたまります。歯ブラシを持ち替えたり、歯ブラシのつま先やかかとを上手に使ってブラッシングしてください。

3.歯ブラシは細かく動かす。
歯の凹凸をしっかりと捉え、軽く左右に細かく動かすのがコツです。特に裏側や歯と歯の間を磨く時は、大きく動かすと、せっかく歯のすき間に入った毛先が出てしまいます。

4.余計な力はかけない。
強く押しつけるように磨くと、歯ぐきを痛めてしまいます。1ヶ月でブラシが潰れてしまう場合は、力がかかりすぎている証拠です。ふつうの硬さのブラシを選び、歯間ブラシやデンタルフロスも上手に使って適度な強さで歯の間のプラーク(歯垢)を取り除きましょう。
例えば歯ブラシを大きく動かし間違った磨き方をしたり、力を入れすぎたり必要以上に刺激を与えると歯茎が傷つき退縮してお水がしみるようになったり、歯が長くみえるようになります。特に犬歯やその奥の小臼歯にその傾向が強く現れます。

「8020運動」

2020年05月23日|

「8020運動」とは、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。達成者の方は、90歳を越えてもなお半数以上の方が健康であるというデータがあります。自分の歯で噛むことで、あごの神経が脳の海馬を刺激、認知症の予防につながるのです。
当院では、毎年秋に、8020を達成した患者様の表彰式を行っています。これからも8020達成者を支援していきます。

愛知県歯科医師会
http://www.aichi8020.net/activity/pdf/8020_01.pdf

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